問題行動とは言っても…
2008/07/01 Tue. 19:54 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
問題行動とひとくちに言っても・・・・。
その原因は様々です。もちろん、家族構成や犬への接し方、
社会化の度合い、愛犬の持って生まれた性格、が全て関係してきます。
犬本来の気質と、その後各家庭で育てられた環境が複雑に入り組んで、犬は成長し、精神構造ができてきます。
モモ君の相談は、甘噛み、引っ張り、室内でのマーキング、ベッドへのマウンティング。
電話だけの相談では、甘やかした結果の典型的な権勢症候群かと思われました。。。
が、しかし!実際に犬と飼い主さんに会って、とことん話を聞いたカウンセリングの結果、モモ君の問題の原因は、「放ったらかし」にあることがわかりました。イイコにしている時は、無視され、いたずらをした時だけ飼い主さんが反応しているそのための「気引きの行為」の延長が大きいと思われます。
トイプードルは実はしつけが難しく、物凄く頭のいい犬種。
別の言い方をすれば、ズル賢いかな(笑)。一説ではシェパードよりも頭脳が高い。
イイコトをした時にきちんと関心を向けてあげて誉めてあげたら、ホラこの通り。
今までフセもしたことがなく、ハウスに入ったこともなかったのに、ほんの1時間程度で、ハウスに入れるようになり、フセもできるようになりました!!!
一口に問題行動とは言っても、その原因は様々。
同じ問題行動と言われるものでも、原因は同じとは限らない。
甘やかして犬に主導権を渡して、それにベタベタして甘んじた結果なのか、
それとも、いい状態を褒めず、悪さした時だけ反応しているのか、、単なる運動不足によるストレスなのか、意図的であれそうでないにあれ体罰の結果なのか、トリミングに出した結果なのか、他の犬の模倣なのか、本当に病気なのか・・・・、原因は数限りなく考えられます。
だからトレーニング方法もひとつじゃ、うまくいかないんです。
そのため、実際にワンコと飼い主さんに会ってその関係を観察させていただき、
とことん話し合うことが、今後のトレーニング方針を決める大きな基準となります。
やっぱり訓練所をやめて、マンツーマンでとことん付き合う方法を取ってよかったなぁと
実感するのは、こういう時ですね。もちろん、一人なので生徒さんの数には限界がありますが。。。
ね、空と晴の問題行動の原因は何?それが私には一番わからない(笑)。
ね、聞いてんの!?二人とも!自分の犬はやはり難しい(笑)。
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