同じパピーでも、してあげられるコトは同じとは限らない
2008/07/30 Wed. 20:44 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
今日のレッスンはどちらも生後4ヵ月過ぎのパピーちゃん。
人も犬も大好き。そして食べ物命誰に対してもとても明るい性格で、食べるためなら何でもします!!!っていう感じの女の子。物怖じもせず、怖がって吠えることもほとんどないコです。
そしてこちらはカニヘンダックスとチワワのMIXの水野まろんくん。
知らない人も犬も嫌い。食べ物も好きじゃない。ご飯も知らない人の前だと食べない。とにかく隠れて唸って吠えます。チャイムでもちょっとした物音でも、唸ってハウスに閉じこもって吠えます。とにかく飼い主さんに隠れて唸るのが先日までの症状。
面白いですよね~。ほぼ同じ月齢のパピーでも全く対照的な2頭です。
同じパピーと一口に言っても、同じレッスン方法をやるだけでは無意味です。
ノエルちゃんに今必要なこと。少し落ち着くことです。
スイッチが入りやすく、興奮状態になると手がつけられません。
これからも、そこを重点的に基本的なトレーニングを続けていきましょうね。
さて、問題はまろんくん。まろんくんに必要なのは、オスワリの練習でもなくフセの練習でもなく、何より社会化をさせてやること。なぜ吠えるのか、なぜ唸るのか。まろんくんの場合は怖がりというよりは、完全な「社会化不足」。見たことない、聞いたことない。家族以外は全部見たことないからコワイ!!!
子犬の適正な社会化期は生後4か月くらいまでと、行動学上は言われています。今後のまろんくんがどういう性格になるか、どういう成犬になっていくかは、この時期にかかっていると言っても過言ではありません。もちろん、2~3歳くらいまで継続して社会化させる必要がありますが、何と言っても子犬というこの柔軟性の高い時期を逃す手はありません!!!
私のアドバイスをもとに、飼い主さん自身にとにかく社会化だけを頑張ってもらいました。飼い主さんの努力の甲斐あって、最初は私に近寄ることも食べることもできなかった「まろんくん」。今では、尻尾を振り振り、私に付いてきて、一所懸命言うことを聞こうとするようになりました!!!
食べ物も好きではなかった(遊び食べをしていた)ので、食べることが大好きになるようちょっとしたコツも伝授しておいた成果がでました。(←企業秘密・・・(笑))
最初はソファの後ろに隠れて唸り続けていた、まろんくんと同じ犬とは思えない、この自信たっぷりの様子大きな晴ちゃんにビビっていたまろんくんですが、レッスン終了時には、このリラックスした様子。初キッスまで経験しちゃったもんね(笑)。飼い主さんもまろんも、努力の成果が出て、良かったね
これからやっと、ノエルちゃんと同じスタートラインに立って、基本のトレーニングを始めていきましょうね。


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