犬にしか教えられないこと
2008/11/12 Wed. 17:37 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
これは、今年の春に友人の実家のBBQパーティーにお呼ばれした時の写真。晴は、明らかにお肉、人間を見ていますが、空が見ている先はちょっと違います。わかる?
この写真もその時の写真。何やら空を釘づけにしているものがあるようです。
目線の先には、実はこのコ。柴犬のコロくんです。コロくんの年齢は空とほぼ同じ。そしてこの時、お互い共に去勢をしていない状態でした。つまり同年代!玉のついたオス同士!力比べしたい盛り!だったわけです。
遠く離れていても、お互いとっても意識していた2頭。どうしても相性の悪い場合ってあります。そして案の定、このあと2頭は小さな諍いを起こしました。。。。。
そして半年たった今回のBBQパーティー。前回との違いは、空が去勢済なこと。それから一度やりあった相手だとわかっていること。
その経験があるからなのか、空は、決して柴犬コロくんの側に行こうとはせず、コロ君のいる方向に行かなければならない時には、極力遠回りして行くようにしていました。避けて避けていることがわかり過ぎるくらい避けていました。
そう、犬って「対立を解消」する生き物なのです。経験やカーミングシグナルが大きく影響します。カーミングシグナルをうまく読み取れる犬の群れでは、対立は起きません。
他の群れと出会っても「常時、対立を解消しようと努力」する生き物なのです。だからこそ、犬同士の遊びの中や、犬同士でしか勉強できないカーミングシグナルが、生きていく上で必要な訳です。
興奮している相手に対して背を向ける、地面のニオイを嗅ぐなど「落ちつけよ」という合図を出しているにも関わらず、それを相手が読み取れない場合に、喧嘩や対立は起こるものなんですよー。
だから!!!自分の犬をかわいいかわいいし過ぎて、犬同士の言葉がわからないコに育てていくことは、大きな問題であり、犬として生まれてきたコに対して、幸せな生活とは言えないんじゃないのかなぁー。。。
今日のひとこと 少年らしさを残しているニノちゃんの中に、大人の男の魅力が垣間見られた時、そりゃぁもう、グッときてしょうがないのです。。。。
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