しつけの依頼を受けて思うこと
2009/01/25 Sun. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
仔犬を飼い始めた方から、最初のカウンセリングで話をしていて感じることがあります。それは、私たちよりは短いけれど長い犬の人生を視野に入れて欲しいなぁということです。
お家に来てから、ワンちゃんと一緒に寝ているという話は、正直あまり賛成できません。ペットの先進国であるイギリスやドイツ、フランスなんかでも、同じベッドや布団で寝ている人は少ないでしょう。
私がイギリスでホームステイしていたお宅もそうでした。人と犬の寝る場所は別。
海外ドラマや何かで見る時も、犬は犬用のベッド、そしてそれは人間のベッドの下にありませんか?
そうやって、犬と人間との一線をきちんと引いて、仔犬の時期から当たり前にしつけを入れているからこそ、そういった国では電車に犬も一緒に乗れたり、普通のホテルにも一緒に入れたり、レストランやバーなども一緒に入れるのでは?
考えて欲しいのは、年がら年中犬が生涯を終えるまで同じようにやり続けられるのか?という部分。
人間には都合があります。旅行にも行くし緊急な用事でどうしても出かけなくちゃならないこと、犬をどこかに預けなくてはならないこと、先日の私のように(笑)具合の悪くなることもある。
そんな時、犬とは一緒に寝れないわけです。何でも習慣化する犬にとって、毎日毎日一緒に寝ていた場合、突然その習慣が変わればそれは大きなストレスになります。
普段からハウスで大人しくすることや、ハウスで寝ることに慣れていない子が、突然どこかに預けられて、いつもはある飼い主のぬくもりやニオイがないハウスに入れられたらどうでしょうか?
犬は眠れると思います???犬はどんな風に感じると思います?
きっとつらいでしょうね。
普段から、当たり前に一人で過ごすことに自信をつけさせたり、一人でハウスで寝ることに慣らすことは、将来的に犬のことを考えれば、絶対必要なことだと思います。
いつも使ってるハウスで、自分の安心する匂いのついたハウスごと預けられるだけでも、犬の気持ちは随分楽になると思いますよー。
今日のひとこと ニノちゃんを代表とする薄くて優しい顔。最近私のツボに入る俳優さんが多くて、毎日幸せですわ。。。
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