旅をさせようね
2009/06/02 Tue. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
旅とは言っても、旅行ではなく「かわいい子には旅をさせよ」の旅です。
犬は本来、順応性が高い生き物です。動物ですから非常に合理的ですし、その状況でうまく生きていく術を持っています。
ところが、箱入りにして育て過ぎると、犬の自立や一人でいること、他に順応することができなくなる場合があります。いつも飼い主に守られて、色々な状況に臨機応変な対応ができなくなるのです。
先日、生徒さんから知り合いのワンコの悲劇の話を聞きました。



飼い主と離れたことがなかったワンコが、飼い主の旅行で初めてペットホテルに預けられ、初めてハウスに入れられ、飼い主と離れた不安から吠えまくり心臓発作を起こして亡くなったそうです。
脅すわけではないですが、私も以前獣医さんで、全身毛の抜けたワンコに出会い、理由を尋ねると、6歳にして初めて犬をペットホテルに預けて旅行に行って帰ってきたら、初めて飼い主と離れて置いて行かれた不安からストレスで全部抜けてしまったそうなんです。。。
これは、犬にとって本当に悲劇。
もともと犬は一人でいるのが得意ではありません。だからこそ突き放せとは言いませんが、犬が一人でいても自信を持てるよう、飼い主がいなくてもオロオロしないで、自立した犬になれるよう育ててやって欲しいのです。
普段からハウスに入ることに慣れていれば、なんてことはないのだし、普段から使い慣れているハウスごと預けられれば、犬にとってもストレスも軽減されます。
本来犬は、暗くて狭いハウスが大好きなんですから。一番犬にとって安心できます。
ハウスに入れないで、知らない他の犬とずーっとフリーにされる方が、犬にとってはよっぽどストレスに感じると思いますよ。常に他の犬がいて気が休まらず、落ち着ける時間がないんですから・・・。
私の個人的な意見ですが、私は絶対に自分の犬をそういう場所に預けません(笑)
いざという時、犬がストレスを出来るだけ感じなくて済むように箱入りで育てるのはやめましょう!「いつでもこの子と一緒にいるようにするからいいの!」なんて言わないでね。人間には予期せぬ事情や用事があるんですから、実際辛い思いをするのは、自分のワンコなんですから。
今日のひとこと 今回は予約してないので、嵐さんの限定CDは手元になし
| h o m e |