飼い犬への責任って?
2009/11/24 Tue. 18:00 - category:犬との暮らし(空と晴)
前回のブログ記事にも重なりますが・・・
やっぱりああいう映画を見た後は、とても考えることが多いもので。。。
飼い主の責任って何だろう?
やっぱりしつけをきちんと施してやることじゃないだろうか?だって、犬は犬本来の姿のまま野生の動物のように人間社会では生きられないんだから。。。
しつけをされない人間の子供や教育を施されない子供が、人間社会で真っ当な社会生活を送ることができないのと同じことだと思うんです、私は。
世の中には犬を好きな人ばかりではないし、だからこそ、あちこちの電柱や人様の玄関などでマーキングさせないように排泄のしつけをすることも当然だと思うし、吠えないようにしつけていくことも、人間社会では必要なこと。
誰かに飛びついて服を汚したり、押し倒したりすることもダメですよね?威嚇したり吠えたりして他人に触らせないなんてことはその中でも特に危険だと思います。
犬は恐怖心から噛むコがほとんど。
ふいに誰かが手を出しても触っても、子犬の頃から予防のためのしつけを一所懸命やる飼い主の努力があれば、噛むなんて事態にはならないはずなんです。
参考までに「パピートレーニング優先順位ベスト5」をご覧ください。
「うちのコ、家族以外はダメなんですぅ~」なんて飼い主さんが世の中にはたくさんいますけど、それってハッキリ言わせてもらうと、犬自身がダメなのではなく、飼い主さんがそのコをダメにした怠慢の証だと思う。
最近、「犬と猫と人間と」という映画を見てから考えさせらることが多い。私の実家の母は、長年飼ったビーグルが亡くなった後、もう犬を飼わない。「また、犬を飼えばいいのに」なんて私は思っていたけれど。
母が今後犬を飼わない理由も納得できる。
「犬を最後まで看取ってやれるまで、自分の寿命に自信がない」からだそうだ。
そうなんだ、本当に。犬を飼うってことは、その子の最期の時まで自分が責任を持ってみるってことなんだよ。そして最近私が思うこと。
自分だって、万が一何があるかわからない。不測の事態が誰にでも起こり得ることだ。天災だって、事故だって、誰にでも起こり得ることだ。近頃、動物愛護ボランティアに、やむない事情で犬を手放す人の理由に離婚もあるらしい。ペットを飼っていると、生活保護が受けられないからだ。
そんな不測の事態に、自分の愛犬が自分以外に全く懐かず、触らせず、威嚇するようなコだったら、その子の引き取り手は見つからず、不幸な余生しかそのコには残されないだろう。仔犬ならまだしも、成犬を変えることは非常に難しく、治らないだろう。そんな犬だったら、里親は付かないし、悲しい未来しか残らない。
だからこそ、しつけ教室で生徒さんに指導していることは、ストレスに対するキャパシティの広い子、飼い主にベッタリ依存しない子に育てましょう、誰から触られても平気な犬に育てようということ。
これを徹底してやることで、たとえ自分に何かあっても空と晴のことも守ってやれると信じて、毎日を過ごしている私です。
今日のひとこと 12月の東京ドーム、うちわを忘れてしまう夢を見た。気をつけなくっちゃ。
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