家族が抱いてもその後異常はなく、痛がる様子もなく普通。遊びも歩くのも普通なので恐らく怪我はしていないようでしたが、私が手を伸ばすと、鼻に皺を寄せて歯茎を見せて激しく威嚇したうえ、攻撃に出てきました。
以前のレッスンでは、全く平気だった私との接触が、ダメになったワケです。
そうです。不慮の事故とは言え、他人に落とされたたった1回の経験が空ちゃんを「他人に触られる恐怖症」を作ってしまったんですね~。
トイプードルのアンちゃんに振りかかった災難(ドッグラン)と同じような状況。
こんな時は無理をしてはいけません。「他人の手が近づく=とっても良いこと」という状況を何度も何度も作り出して、嫌な印象を根気よく取り払ってやる必要があります。この努力を飼い主が怠れば、将来的に家族以外に身体を触らせない成犬になる可能性を残してしまうことになります。これは大変!!!
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他人に触られることもそうですが、歯磨き一つでも同じこと。「歯磨き=嫌なコト」と思っている犬に対して我慢させたり力で抑えつけたりするのではなく!、「歯磨き=楽しいコト・良いコト」と思わせるように教えていくことが肝心だと思うんです。
前回のブログでも
「 我慢を、我慢する必要がないモノに変えていく」ことをお話しましたが、
こんな時人の手に威嚇したことを叱るなんて、余計に恐怖心を膨らませ攻撃性を高めるだけ。
ほら、さっきまで嫌がっていた歯磨きのガーゼに空ちゃんはもう夢中(笑)
まだまだ柔軟性の高い時期にある空ちゃん。他人の抱っこもウキウキするようにこれから取り戻そうね!(もちろん、成犬だって取り戻せるんだけど、パピーの時期に比べれば、相当な時間と根気が必要になるのは当然のこと)
子犬の時は数時間~1日で克服できることが、成犬になると数ヶ月~1年以上かかることも当たり前のことなんです。犬は動物で、大人になるにつれてたくさんの経験を積み学習し、さらに警戒心は強まりますからね。

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