多くの言葉はいらない
2012/05/05 Sat. 09:40 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング

今日は、やっと青空が見られました。みんな外に出られてウキウキです。GWのお仕事ラッシュも、折り返し地点に入りました。
どのコたちも、とっても良いコです。犬ってやっぱり合理的で柔軟性が高く「どうやったら今のこの自分が置かれた状況で得するのか」ってことを常に読んで行動しているんだなと、お預かりがある度に思います。

ごく稀に初めて預けられたコの場合、食事のストライキをするコもいますし、「放っておいてくれ!」ってな態度のコももちろんいますが、そういう時は犬の意思を尊重して放っておいてやります(笑)
こっちから一所懸命犬の気を無理矢理引こうとしたり、構おうとしたり、無理に触ろうとすることは絶対にしません。すると2~3日目くらいから、犬の方から自然に歩み寄って来てくれます。その時は、それを精一杯受け止めてやるだけ。

「お家では、いくら叱っても聞かない!」
なんてコトをよく相談されるのですが、恐らくそれは犬に対して人間同様の態度で色々なことを言い過ぎるからじゃないでしょうか?
犬は、人間の言葉の意味を理解しているワケではありません。「言葉とその直後に起こる出来事」、「言葉とその直後の飼い主の行動や態度」、「言葉とその直後の行動」を結びつけて覚えています。

犬は、何かと何かを結びつける天才。そしてそのタイミングは1.5秒~2秒以内。
だからこそ、ガミガミネチネチ叱っても意味がないし、諭すようにいつまでも叱っていても何の意味もありません。あまり多くの言葉は必要ないんじゃないかと思います。
その代わり、望ましい状態が出た時も決して無視はせず、きちんと良い状態をマークし犬の能力を伸ばしていってやって欲しいと思います。
私たち人間には悪癖がありますからね!!!(笑)

これだけたくさんのワンコたちが居ても、とても快適な穏やかで静かな時間を過ごせることに感謝です。



犬は言葉を理解してるワケじゃない!?
私たち人間の悪癖

テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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