パニックをパニックで止めない
2012/05/19 Sat. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング

チワワのチョコくん。
最初レッスンの申し込みを受けた時、「散歩中とにかくずっと地面しか見ず拾い食いばかりする」「他の犬に吠え掛かってパニックになる」というご相談でした。
パニックになって他の犬に吠え掛かったり凄まじい勢いで逃げようとする犬ってのはたくさんいます。そんな時飼い主さんがやってしまうのが、叱る、犬の身体が浮くほどリードを引っ張り上げ急いで退散するということ。
これでは犬の身体が浮き、首輪も閉まり、余計に恐怖心とパニックだけが印象に残る。

周りの安全な犬の飼い主さんに頼んで協力してもらい、自分の犬が落ち着ける体制を取らせて少しの時間冷静になれるよう対処してみましょう。

偶然、生徒さんのGRのはなちゃんに出会ったのでご協力をいただきました。怖がっているのに可哀そう?いえいえ、チョコくんの様子が変わってきたことに注目してください。
はなちゃん、協力してくれてどうもありがとう





目の緊張も解けてきましたね!大切なのは、犬の身体を浮かせず、無理にリードでコントロールしようとしないこと。
初めて自分で冷静になり、自ら伏せて静かに自分の周りを確認して状況判断をしています。そして、「あんなにパニックになる必要はない」「そこまで怖いことではない」と自分自身で自覚させます。
チョコくん、少し自信が付いたようです!
レッスンの帰り道、ずっと地面を見ることもなくなり、ちゃんと顔をあげて歩きます!
ママも、少しは自信が付いてきたかな?レッスンの度にママが発する「チョコちゃん、本当は賢い犬だったんだねぇ。」という言葉、トレーナーとしては聞くのがとても嬉しいです!




テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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