トレーナーの言う事を受け入れられないのも当然かも・・・
2012/05/24 Thu. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング

例えばパピーコースのお申込みがあって、1回目のレッスンで気が付くことがあります。
それは、その子犬の持って生まれた気質と性格です。
子犬にしては、好奇心が少なくかなり神経質な気質だとか、好奇心旺盛で根っからどんな人も好きだとか、人の手を怖がる傾向があるとか、所有欲が強めのコだとか、しつけやすいタイプだとか、欲がない犬だとか・・・・
私が、そのことを告げても、受け入れがたい飼い主さんが多いようです。

でも、それも当然と言えば当然ですよね?だってお家に迎えた自分の犬しか見てないワケですから、他の子犬との比較対象が出来ないんですもの。
だから、トレーナーの仕事を通して何百頭以上もの犬を見てきた私が、ちょっとした子犬の仕草や動きや様子から気が付いて、そういう指摘をしても、なかなか受け入れられないのが飼い主さんです。

それに、お家に迎えて生活するようになってからも家族を怖がるなんて、体罰を振るったり特別に嫌なコトをしない限りはまずありえませんから、いつも接している家族だけでは「とても人懐こく、まさか神経質だなんて・・・、家のコに限って」となり、なかなか気が付けないものです。
この気持ちはよく理解できますよ!私自身がそうでしたらから(笑)
我が家の空さんが子犬の頃、私の師匠に「この犬はちょっと・・・、他の犬に対して何かあるよ」と言われた事がありました。その時は「はぁ!?

事実大人になるにつれありましたからね(汗)あの時言われたことは正しかった


まずは自分の犬の気質を受け入れることが先決。オスワリフセマテお手おかわりなんていつだって教えられるんです。何よりも、神経質だとか所有欲が強いという一面が見られたら、今すぐに気質改善の努力を徹底しなければなりません。
「触られるのが嫌い、男の人や子供が苦手、神経質や怖がり、所有欲が強い」=「将来的に人を攻撃する可能性を秘めている」
ということなんです。
家族と接する時は明るい犬だし、他に比較対象になる子犬がいないのですから受け入れがたい気持ちや信じられない気持ちがあるのも当然ですが、まず自分の子犬の気質を受け入れて自覚しないことには対処できません。
この先、自分の犬が他人や他犬に会って極度のストレスを感じて攻撃性が出ないように、子犬のために今すぐ出来る限りのことをやってあげたいと思いませんか?それに、社会化期はあっという間に過ぎ去ってしまうのですから・・・。





テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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