ある程度しつけが入った、飼い主さんに見られる傾向
2012/06/06 Wed. 10:25 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング

だいたい同じ頃からパピーコースで入学した生徒さんたちに見られる兆候。
犬を飼い始めた頃のような「すっちゃかめっちゃか」な状態からは脱していますが、犬が生後半年前後を迎えるころに同じような悩みを抱えるようです。

それは、「今までのように指示にすんなり従ってくれなくなった」とか「散歩中、トリーツに見向きもしない」とか「トイレを完璧に覚えていたのに、週に1~2回失敗することがある」などです。
さて、原因はなんでしょう?
もちろん犬が思春期に突入したことに起因する問題というのもあります。

でも私は、そういう悩みを抱えるお家のレッスンをしていて強く感じることがあります。
それは「家族の誰も褒めていない」ということ。
しつけ教室を始めた頃は、オスワリしてくれたり、トイレを成功した時、家族みんなで喜んでたくさん褒めてあげていたはずなのに、犬がその行動を覚えると「憶えたんだから出来て当たり前」と思ってしまうようです。
レッスンをしていて、犬が起こす望ましい様々な行動に対して「イイコ!エライね!」「ありがとう!天才だね!」と犬に声掛けしているのは、私だけで家族がほとんど褒めていない事に気が付きます。

人間だって、仕事覚えたからって当たり前だと思われて、全く給料もらえなくなったり評価してもらえなければモチベーションは下がっちゃうよ・・・(笑)
「思春期で来る反抗期に見える犬の状態」ってのは、もしかすると「飼い主さんの犬への接し方の変化」なのかもしれませんよ。



参考記事はコチラ⇊
思春期に起因する問題行動①
思春期に起因する問題行動②
ご褒美は食べ物とは限りません

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