じゃあどうして欲しいのか(その弐)
2012/06/17 Sun. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
叱るばかりでなく(もちろん、怒るは論外。感情的に怒っても犬はただ戸惑うだけ)、では、犬にどういう行動を取って欲しいのか?ということです。
例えば…
来客に対してこんな風にワンワン吠えて欲しくないならば・・・吠えないでいる瞬間を見逃さずに、そこで犬がメリットと感じていることをすぐに提示して欲しいんです。
この練習の時、飼い主さんはシェルティのさくらちゃんを一回も叱っていません。
レッスンの1時間で徹底してもらったところ、最初会話出来ないほどの吠えでしたが、ここまで緩和されました。既に8歳のさくらちゃん、すごい学習力です!
残念ながら、もうこれで吠えないかと言えばそんなに都合よく事は進みません(笑)なぜなら、さくらちゃんには8年間の経験と学習があります。
それに動物には「自発的回復」というものがあって、翌日にはまた振り出しに近い(あくまでも近い)状態に吠えが戻ります。ここからは長期的な視野を持って、飼い主さんが根気よく犬に新しいルールを教えて行かねばなりません。
改善には悪化がつきもの(長期的な視野を)ですからね!

こんな顔すら愛おしく思えるワタシ。
こちらは別のシェルティの「クレアちゃん」。当初から難しい気質を感じておりましたが、やはり・・・。でも、先日のレッスンで飼い主さんにも少し自信が付いたんじゃないかな?




テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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この記事に対するコメント
こんばんわん☆
吼えるって事に限らず、毎日の積み重ねってホント大事。
前から男の人嫌いで親の敵位に吼えてたまっきー。
今は人が来て吼える→私が来る→ハウスに入って黙ってればおやつ入りコング
(↑で正解かはわからないけど)
これで黙らせたのに旦那がたまに邪魔する
「怒る時は名前言わないで」「吼えてる時はハウス、ハウスで黙ってたらほめて」って言ってるのに、たまに余計な事をやるのよね…
そうじゃなくてもなかなか覚えないのに。
うちは旦那の躾をやらんと老犬まっきーの躾にもならん(愚痴ってしまった…
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