犬の要求をただ飲むのではなく先に読む
2012/08/23 Thu. 10:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング

「犬の要求に応えない」
よく耳にする言葉ですね。私も時々言います。
ただ、それ以前に大事なのは、犬のその状況状況での要求(望み)を即座に察知しそれを読む飼い主さんのチカラです。
例えばこんな状況。
この状況では明らかに、犬の第一希望は他の犬と遊ぶこと。
つまり「飼い主さんのご褒美<犬との遊び」となってますよね。

だから、こういう状況ではご褒美で犬を釣ることは不可能。
で、あれば飼い主さんの元に呼ばれて戻れば再び『遊びというご褒美』がもらえるということを徹底して繰り返し教えて行きます。
こちらの動画も同じ。
目の前に猛烈に行きたいトコやモノがあるなら、ママの元でオスワリした方が即座にこれが手に入ることを教えてやります。
飼い主の指示は、犬の要求と相反する内容だけではなく、「犬に指示を出す=犬の要求が叶う」ということ犬に知らせます。

レッスンで私が行くと嬉しくて興奮しちゃうコならば、一度飼い主さんの命令でハウスしてフセをしないと私に触ってもらえないとか、これも同じ。犬の要求を先読みし、それをご褒美に使っていきます。
だからやみくもにコマンドで犬を縛るという考えは捨てましょう。犬をよく観察し、このコが今一番何を欲しているのか、何がしたいのか、飼い主さんには見抜く力が必要だと思います。
苦労して自分の犬と向き合うことで、必ず見えてくるはずです。ただし!楽しては見えてきません(笑)




問い合わせ対応は、週明けまでお待ちくださいませ。
本日関連記事はコチラ⇊
ご褒美は食べ物とは限りません
犬の要求が始まる前に手を打つ

テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
[edit]
この記事に対するコメント
コメントの投稿
トラックバック
| h o m e |