もうご褒美あげなくていいですか?
2016/01/06 Wed. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング

「もうご褒美あげなくていいですか?」
犬の学習が進み、特定のコマンドと行動がある程度定着してきた時、レッスン中に飼い主さんからよく聞かれる質問です。

私の考える答えは「NO!」です。
だって、人間だって会社から給料が出なくなったら同じモチベーションで働けますか?
その行動の結果、メリットと感じられる事(好子)が起きなくなってしまった場合、その行動は減少(消去)されていってしまいます。
そりゃ本能的に大好きな事だったら、変わらず続けられるかもしれません。行動自体がその個体にとっての褒美と為り得るとでも言いましょうか。(私で言えば、例えばギターを弾くとかバスケするとか、音楽を聴くとか、脳が直接喜ぶような刺激が得られる)

例えば犬だったら穴掘りした結果、宝が埋まっていたらその行動は増えますが、たとえ宝が無くても穴掘り行動は本能が喜ぶ遊びなので止められない。
だけれども、オスワリと言われてオスワリしてもメリットが出なくなった場合、オスワリと言われてオスワリするという行動の回数は確実に減ってくるでしょう。

一度覚えたら終わり。一度しつけたら終わりではないのです。
イイコトが起こらなければ、犬はその行動を止めちゃいます。

だから、犬が行動を覚えても、
「ご褒美をあげたり、あげなかったりのランダム性、ギャンブル性」と
「時々ビックリするようなJACK POT(大当り)」を大切に、生活の中で活かしてくださいね!







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