特に叱って欲しくない場合(多頭飼い)
2016/02/01 Mon. 15:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング

今でこそ、並んで写真が撮れているキャロットちゃんと、虎鉄くん。
皆さんには信じられないかもしれませんが、虎鉄を後輩犬として家に迎え入れた時、こうやって並んで写真を撮る日が来るなんてとても考えられない険悪な仲でした。
当初、お互い傷付けあって大きな怪我が懸念されるくらいの関係性でした。

私が当時、飼い主さんにアドバイスをしたことは、
・ケンカが起こらないように環境設定をすること。(お互いの関係が改善するまでは一緒にフリーにしない)
・お互いいがみ合って、ガルガル言っても決して叱らない
・相手がいない時に片一方を可愛がるのではなく、お互いを認識している時に可愛がる
なかでも叱らないということは、必ず守ってもらうようにしました。
ただでさえ、気に食わない新入りに吠えられてムカっとしてモメそうになった時、飼主さんから叱り飛ばされたら、余計に相手に対して嫌な印象しか抱かなくなってしまいます。「犬が嫌いで吠え掛かったコを叱るとどう感じるか?」と同じ話です。

大切なのは、お互いの安全確保と安心できる距離で、良い印象を持つように飼い主さんが教えていくことです。焦らず、根気よく犬の情緒面を変えていけるよう飼い主さんのコントロールが必要不可欠です。
こういう場合、ケンカしそうな犬を感情的に叱ることは逆効果!
皆さん、多頭飼いって、決して簡単じゃないんです・・・・。





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