たった一つのオスワリでも
2017/04/14 Fri. 11:50 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
「基礎から学ぶドッグトレーナーのための犬の行動学」
~犬の行動特性への理解を深める~
でした。自分の知識のおさらいのためにも、もちろんですが、研究が進んで科学的に新たに変わり解明されていく犬の行動学の世界を正しく飼い主さんに伝えるために、アップデートする必要があると思います。ドッグトレーナーの皆さん、動物業界に関わる皆さん、ぜひ最新の知識を共有して、世の中に広めていきましょう!

熱い話から書き始めましたが…、今朝悲しいニュースを知りました。ご近所のワンちゃんが、昨日車に轢かれて亡くなったそうです・・・。本当に悲しいニュースです。そして思うことがありましたのでBlogに書かせていただきます。

みなさん、犬がオスワリ出来たって、あまりビックリしないかもしれませんが、たかがオスワリだって実は相当奥が深いのです。

「自分の犬がオスワリ出来る」という人は多いでしょう。でも、そのオスワリ、どんな状況でも出来ますか?室内で、ご褒美を手に持っている時には出来る?

じゃ、外ではどうでしょう?

リードが付いていれば出来る?じゃ、リードが外れちゃった時は?

たかがオスワリでも、どんな状況でも出来るように練習しなくてはなりません。自分と距離がある位置に犬が居ても、「オスワリ!」と言って座ってくれれば、それだけで犬の安全が確保できる場合があるのです。

犬にしつけやトレーニングをするのは、犬の安全確保のためでもあるんです。そして「絶対大丈夫」と思っていても、生き物ですから「絶対」はないんです。犬の安全のために可能性を上げられるなら、たった一つのオスワリでも一所懸命練習しましょう!
しつけやトレーニングを可哀想だと言う人が、未だに世の中にはいますが、私はトレーニングは「犬の安全のために行うものであって、より一層の自由を与えてあげるため」だと思っています。

たかがオスワリ。でもされどオスワリ。
あらゆる状況、場面でオスワリが出来るように、練習をしましょうね!もちろん、私も空も晴も含めての話です。一緒に頑張りましょう!





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