マンション飼育ならでは・・・(よくある骨折の話)
2009/09/03 Thu. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
先日、生徒のビーグルのうーちゃんのブログでもマンション規約について書かれており、また最近生徒さんのトイプードルが骨折したこともあり、こんな件名で書いてみることにします。
空ドッグスクールの生徒から骨折の報告を受けたのは、これで3頭目。
1頭目のトイプードルは、ケージ飼いで飛び付き癖がつきまくっており、ケージ内でピョンピョンしまくってる際にケージの隙間に足を挟み複雑骨折。
2頭目のパピヨンは、マンション規約に従って、共有部分を抱っこして敷地から出た際に、犬が腕の中で暴れて地面に飛び降り着地の際に骨折。
3頭目もトイプードルで、マンション規約通り、犬を抱いていて、犬が暴れて着地の際に骨折。
なので、今日は犬の抱き方について考えてみたいと思います。
よく巷で言われている犬の抱き方には私は反対です。人間の赤ちゃんみたいに抱いている、あのやり方です。あれは、犬の関節に負担をかけ、下手をすれば内臓も圧迫していると思う。
私の抱き方はこれ。
犬の後足の間から腕を通し、親指と小指が犬の前足の付け根に当たるように掌で犬のあばら骨部分を支えます。
もしくは、こう。
掌であばら骨部分を支え、親指と小指で犬の前足の付け根に添えます。
犬が暴れないよう、脇を絞めて犬を自分の体に押し当てて固定します。
写真を見てもらうとわかると思うんだけど、犬の四肢がダランとしているのがわかります?
そして地面を歩いているのと同じ姿勢になっていること。
ポイントは犬の四肢がダランとしていて、どこにも踏ん張れないこと。
どの関節にも負担がかからない姿勢であること。→この方の考え方と同じだね。
人間の赤ちゃんのように抱いてしまうと、犬の足が人の腕などで踏ん張れ、脚力を使って暴れて飛び出しちゃうから、地面に落ちて骨折という事態が多発します。
本来は・・・犬を抱く必要はないというのが私の考え方。だって犬なんだもの。
犬って親に抱いてもらって生活してるもの?いえいえ違います。ちゃんと足があって、自分の足で歩いたり跳んだりはねたりする本能の喜びもあるんだもの。
とはいえ、マンションの規約。これはやむをえません。
でもさー、そもそも共有部分を歩かせちゃいけないっていう規約だって、マーキング防止のためじゃない?
世の中の飼い主のしつけ意識やレベルが高ければ、犬の排泄だってコマンドコントロールできる訳だし、それが全員守れていれば、共有部分だって歩かせることに、他の住民も抵抗はないと思うんだよね。
犬を飼っている人も、そうでない人も、お互い気持よく過ごせるためには、やっぱりしつけって必要不可欠なんじゃないかなって思う。しつけをされない子供に罪はないように、何も教えられていない犬だって、人間社会で暮らすのは、可哀そうだと思うのは私だけ???
今日のひとこと またまた山田太朗物語の再放送。24日のニノちゃんドラマに向けてだな。
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この記事に対するコメント
モデルはバロン君かな^^
そう言えば、先生に最初レッスンの時にこの抱き方を教えてもらってから、私もKONAパパもこの抱き方しかしたことないわ。
東京にいるとき公園にいるおじいちゃんが抱っこしたいっていうから、KONAを抱っこさせた事あるけど、案の定活きのいいカツオみたいに暴れて落っことされてたわ。まぁジャックだからケガはしなかったけどね。
しかし2頭になり、パパは左LANI、右KONAをこの抱き方で抱えてエレベーターとかに乗るが、私は無理。だから最近は5階まで階段で往復でいい運動だよ。
この抱き方は本当に犬も暴れないし、足が汚れているときでも服が汚れないから、すごくいいね!
KONAママ | #uDzGCzJk | URL | 2009/09/03 21:15 edit
ありがとうございます。
まんまと、間違った抱き方をしていましたので、とっても勉強になりました。
仔犬の時から、あんまり抱きかかえるって事をしてこなかったので、今回、悪戦苦闘してました(汗)。
腕から飛び出しそうで、とっても怖かったんです。
うちのマンション、マーキングが本当に酷いんですよ。
廊下にもエレベーターにも。
抱っこにするより、しつけトレーニングを義務化して、飼い主の意識改革に乗り切ったほうが、確実な結果では…と思ってしまいました。
ところで、先生、長袖着始めたんですね。
肌寒いもんね。
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