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順番がいのち②(罰編) 

今日も犬のしつけでは順番が命だという話をしたいと思います。どんな時にも思い出して欲しいのはこの下の図です。

CIMG8229_20100112144342.jpg 

犬の情動的な部分に働きかけられるのは、上段の二つだけ。情動的というのが大切なんです。何かを無理してやめさせるだけではなく、犬の感情自体を動かすことが重要です。

特に罰を与えるときは、とても難しい問題です。

CIMG8534[1] 

キックボードに乗った子供を追うとか吠えかかるとかの問題行動って多いですよね。

そんな時、罰を与えて叱って、やめさせることに必死になるということは実はとっても危険なんです。

先日の海外講師のトレーナー向けセミナーで恐ろしい症例を見てきました。

IMGP0027_edited-1.jpg 

アメリカのお庭で、自転車に乗った子供を追うボーダーコリーがいました。飼い主はそれをやめさせようと、庭に電気ショックの仕掛けを張り巡らしました。

つまり・・・

自転車に乗った子供を見る→犬が追う→電気ショックで犬が痛い思いをする 

という流れが出来ていた訳です。飼い主自身はこれを効果的な罰と考えていたのですが・・・。最初の図を思い出してください。犬に影響を与えるのは、後から続く刺激な訳です。

結果として・・・犬の頭の中には

自転車に乗った子供=すごく痛いものが付いてくる=もの凄くイヤな対象物

という印象だけが残ってしまったのです。結果、外で自転車に乗った子供に出くわした際、犬が子供を噛み殺すとい悲しい事件があったという症例でした。怖いですよね。

IMGP6569_edited-1.jpg 

だから、直接痛みを感じたりする罰を使って、行動をやめさせたりすることに特化してしまうと、非常に危険なことなんです。とくに誉めも叱るもタイミングがいのちですから、一般的な飼い主さんが行うことはすごく難しいでしょう。

 参考までに、過去記事も紹介しておきます。

番犬に売られた喧嘩をかう
罰と言えども叱ることだけではありません

犬の行動と結果

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止めさせることに特化せず、犬の情動的な部分を変えるトレーニングが必要です。

 343今日のひとこと まだまだ生嵐コンサート余韻とKONAママ再会の喜びが抜けず。

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テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット

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