犬の遺伝子から言っても・・・
2010/03/31 Wed. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
今まで何度もお話してきているので、もうおわかりかと思いますが・・・・
犬は一人でいるのがとっても苦手です。
犬は元々群れで行動する動物です。だから「一人で過ごすという習性」は犬の遺伝子にはプログラムされていません。つまり、これは犬の本能であって、犬自身の意志ではどうすることも出来ないんです。
もちろん、半日くらい排泄は我慢できるし、犬は文句を言わないかもしれません。人間だって無理すれば出来ますから。だけど、考えてほしいんです。これが毎日だったら・・・?
人間のあなたは耐えられますか?私は・・・無理(笑)
たとえ仕事前散歩に行って、引っ張りっこや他の遊びをして、犬を十分疲れさせて、さらに時間をかけてご飯を食べられるようにコングにフードやおやつを詰めて出掛けたとしても・・・・
最後の2~3時間は犬にとって、どれほど寂しく退屈で苦痛な時間だろうか・・・。
現在、犬に必要なのは「広い空間よりも、むしろ時間」だと言われています。つまり、犬から言わせれば、どれだけ広い空間を与えられていたとしても、それよりも飼い主と過ごす時間を選ぶ!というわけです。
散歩や運動などで、外の景色や音に触れて、毎日新しい経験をしていれば、犬は適度な疲労感を覚えて、心身共に満たされた安定した状態となります。だから問題行動も出にくいんです。
毎日8時間~12時間の留守番を犬に強いていれば、問題行動が出ても仕方ないと思うのです。
だから、その状況がやむを得ない飼い主さんは、せめて犬が退屈しない工夫や、心地よい留守番が出来るように頑張ってほしいのです。
犬本来の本能を満たす発散先がなければ、当然他のはけ口を犬は見つけるでしょう。 飼い主さん達が真剣に犬の気持ちになって、下の二つを考えてくれたら、犬はもちろん私にとっても、それは本当にうれしいことです。
今日のひとこと ニノちゃんGANTZEのクランクアップ、おめでとう。絶対見るよ。
テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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