犬は般化が苦手(オスワリで説明)
2010/04/28 Wed. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
今日は先日説明した弁別の逆「般化」についてお話します。
犬にオスワリを教えたとします。リビングで「オスワリ」と言えば、ちゃんとする。けれども散歩に行こうと思った時、リードを付けた玄関では「オスワリ」に従わないとします。
アナタはどう思いますか?
・犬が頑固だから?
・犬が飼い主に反抗しているから?
・飼い主の言うことを無視しているから?・・・・それはNO!です。
答えは簡単。単なる練習不足というだけの話。
つまり般化とは・・・まわりの環境や状況にばらつきがあっても、同じ反応を得られることを言います。そして、周りの環境が変わっても、刺激が変わっても、犬にしっかりその行動を定着させることをプルーフィング(般化する)と言います。
そう、犬は般化がとっても苦手なんです。家の中でちゃんと出来ることが外では出来なかったりするわけ。だから、家の中のトイレは上手に出来ても、旅行先や友達の家では失敗する。
いつも使っている「ハウス」の指示に、いつも上手に従うのに、他の子のクレートや新しいクレートだと「ハウス」するのに戸惑う。これも般化が苦手な犬だからこそです。
だから、「他のワンちゃんが目の前にいるとダメなのよねぇ~」「外だというコト聞かないのよね~」なんて愚痴ってないで(笑)犬が自信を持ってクリアできる状況から、徐々にレベルアップして確実化を図る練習を飼い主がしないといけませんよ。
犬を責めるってことの前に、本当の理由は自分の怠慢かもしれませんよ。
般化が苦手な犬だからこそ、しつけし易いというのも本当。つまり、犬が乗って良いソファと、そうでないソファを教えることは簡単だし、犬は自分がソファを選べないことを不満には思わないものです。
今日のひとこと 日テレは、嵐さんたちで、ずいぶん視聴率を稼いでると思う・・・。
テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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