やきもちを焼く犬(学習理論で考える)
2010/09/07 Tue. 18:00 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
![CIMG1489_20100817144412s[1]](http://blog-imgs-42.fc2.com/d/e/a/deartails/20100905072402d0e.jpg)
来客、掃除機、散歩で会う他の犬に対して激吠えだった貞森モコちゃん。
いつでも、自分が注目を浴びていたいタイプのコでした。吠える度に、みんなが注目してしまうので、飼い主さんが無意識のうちに、吠える行動を強化してきてしまったタイプです。
注目されたいモコちゃんは、ママの関心が他の犬に向くとやきもちを焼きます。やきもちと言うと、なんだかかわいい印象ですが、要は「飼い主が他のコに関心を向けると不満」なんです。
だから、こうやって相手の犬に唸って怒ります。通常この状態で皆さんが無意識にやってしまうことは、「ダメでしょ!○○ちゃん!」と自分の犬に即座に関心を向けてしまうこと。これが犬の吠えを強化します。
「人間側は、犬を叱っているつもり」でも、犬からすれば「ほかの犬に唸ったり威嚇したりすることで、飼い主の関心を引き戻せた」と感じる場合もあるんです。
そこで、対処方法を変えてもらいました。モコが吠えたり、飛びついたりせず大人しくなったら、即座にモコに関心を示すということを繰り返し練習してもらいました。
「相手を攻撃するのではなく、大人しく待てばママの関心を引き戻せる」ということを徹底して教えていきます。
どうでしょう?最初のビデオから、モコが変化してきたと思いませんか?
犬の行動に対して、結果として起こす自分の行動が、犬にどんなメリットを与えているかを常に考えながら行動していくと、今までの犬の行動が変わってきますよー。そのためには、犬の学習理論が欠かせないのです。





暑さが落ち着くまで、もう少しお時間をくださいませ。お待たせしてすみません。

テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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