緊張した顔、そうじゃない顔
2011/04/12 Tue. 20:30 - category:しつけ教室・訓練・トレーニング
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『犬がシッポを振っている』=『喜んでいる』と思うのは大間違い。
現に、私の手に残る縫った傷跡を付けた犬が私のことを噛む直前まで、その犬はシッポを振り続けていました。そう、現実はシッポを振ってても嬉しい訳じゃないことも多々。
犬の感情を読み取るとき、シッポ以外にも見なくてはならない情報源はたくさんあります。

わかりますよね?この緊張顔。
白目が大きく見えて、体全体で警戒しているこの雰囲気。
犬の感情を見るとき、シッポは勿論ですがそれ以外にも、身体の傾斜の仕方(前傾なのか後傾なのか、左右の体重移動具合)、耳の傾き方、シッポの振り方(速さ、高さなど)など総合的に見なくてはいけません。
中でも重要なのは、目。

白目の部分が多く出ていますね?そして、頭を低く下げて周囲を窺うような目線。
生徒のはるちゃん、本当にわかり易い表情を見せてくれたので皆さんにも参考にして欲しくて紹介します。実はこの時、外では激しく雷が鳴っていたんです。シッポは中に入り、ガタガタ震えています。
だけど、はるちゃんの飼い主さんがクレートトレーニングの効果にこの後驚きます。

はるちゃん、ハウスに入ったら震えが止まり、落ち着きを取り戻し、目の色も落ち着いた状態に戻りました。写真で見ても明らかですよね?

ほら、この通り。
今回の地震と雷の前に、ハウスを大好きにしておいて良かったと喜ぶ飼い主さん。
嬉しいですねー。



それにしても今回、自分の犬の空には失敗

3.11、留守番時に起きた大地震。全然大丈夫だった留守番が少々苦手になり、その後留守番をさせたら吐いたりもしてました。少しずつ慣らし、再び留守番が大丈夫になった頃・・・
昨日の留守番中、空の最も嫌いとする雷。そして大きな余震。
犬は何かと何かを結びつける天才だけに、失敗したなーと今思う。でも!犬が何かと何かを結びつける天才ならば、今度はそれを利用して「好きなコト、好印象のモノ」と結びつけるように、これから努力するだけよ~。

雷キライなコの参考記事↓
雷キライな時のカーミングシグナル(犬の言葉)
相変わらず雷ダメな空
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どっちが産むんだか
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テーマ: ***行動学による犬のしつけ・トレーニング・訓練*** - ジャンル: ペット
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